10月11日

2017年10月11日 日常
兄弟間で話し合っても
揺れるばかり。
非難の声も心に棘を刺し

父の気持ちをちゃんと聞こうと提案し
姉、兄と三人で父の元へ行きました。
それは7月に入って直ぐのことです。

医者のはなしを聴こえない振り、聴いてない振りの父は実はちゃんと聞いているのでした。

中々話を切り出せず
時間も押し迫ってやっと兄が口を開きました。
「(手術を)しなくて良いのか?」
の問いにニコッとして
「しなくて良いんじゃないか?」と父。
たまらず「した方が良いんじゃない?」と私が言うと
今度は私の顔を見てにこやかに
「しない」
と父。

それ以上何も言えず
「体力が無くなるからご飯をちゃんと食べてね」
と言ってその場を後にしました。

分かっていました。
父は以前から何かあっても何もしてくれるなと言っていましたから。

ホームを出て4時間余りの運転中
何度も涙が流れました。

大動脈瘤が破裂したら一瞬で終わりです。

恐怖は無いのだろうか。
歩いてる時、ご飯を食べてる時、テレビを見てる時・・。
突然ウッと来たら一瞬で亡くなってしまう。
それを分かっていて毎日をどう過ごすのだろう。
選んだ道は
自殺と変わらないのではないか・・と
頭の中がぐるぐると色んな思いが巡りました。

父からの電話は日が空く事が多くなりました。
姉からの電話が鳴るとドキドキしました。
食事もほとんど手を付けなくなり、姉が喉越しの良い栄養価の高い飲み物や食べ物を探して来たり
していました。
うつらうつらと寝てることが多くなって来たとヘルパーさんが言ってました。

それでも大好きな
お寿司は幾つか食べてくれたし、お盆のお墓まいりも皆んなと行くことが
出来て、このまま静かに過ごせるような気がしました。

後の姉からの電話は
予想外の事で、いえお年寄りには有りがちな出来事でありました。

父は転倒し大腿骨骨折で入院しました。









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