奇妙な体験
母は手術後集中治療室に移した時にアクシデントがあり
植物人間となってしまった。
病院は完全看護なので夜は付けない事になっていましたが
無理を言って家族で交代で24時間付かせてもらいました。
父、姉、妊娠中の私の3人での24時間は
時期に疲れがでてきました。(兄は仕事があるので)
いつまで続くのかも分からない状態でもあったので
夜付くのは止めようと父が判断しました。
面会時間は7時まで。
母を一人病室に残して帰るのは忍びなかったのですが
7時になったので看護婦さんに
「帰りますので宜しくお願いします。」と挨拶をして
帰りました。(なんとなく心が痛みました)
家に着いて時計を見てドキッとしました。
7時なんです。
7時で時計が止まっていたのです・・・。
私「母さん、怒ってるのかな・・」
父「母さんは、良いよって言ってるんだ・・・」
(そう思いたいのでしょう)
時計は電池交換の出来る物ではなかったので
買い替えとなりました。
(寿命だったのでしょうか・・)
翌朝父は朝食の後早々に病院へ行きました。
私は一人残り後片付けをしてトイレに行き
茶の間に戻りドアをパタンと閉めたとき・・
テレビのチャンネルがNHKから民放に勝手に変わったのです。
時間は8時29分
ちょうどNHKの朝の連続ドラマが終わり民放にチャンネルを変える・・
母がいつもそうしていました。
テレビのリモコンはソファの上にありました。
母が来ている・・・。
そう思いました。不思議と恐怖感がなかったのです。
だけど母は生きて病院にいるのだから・・・
きっと母のお兄さんが来ているのだと思うことにして
「伯父さん、母さんを迎えに来ているのなら連れていかないで・・・」
そう言ってみました。
数日後の午後
茶の間の隣の部屋でお昼寝をしていると
茶の間を挟んで反対側の部屋から
カタカタ音がして目が覚めました。
両親のベットのある部屋です。
でもどういうわけか目を開ける事が出来ないのです。
身体も動かない。こんなにはっきりとカタカタ音が聞こえるのに・・・。
丁度母のベットの頭の所にカセットテープが幾つも箱に入っていて
それを出したり仕舞ったり、何かを探しているような感じです。
そのテープは母が習っている民謡のテープで
自分の唄も入っています。
風でカーテンがゆれて何かに当たってる音かも
猫でも入ってきたのかも
と母であるはずが無いからと
色々考えました・・。
なんとしても身体が動かず振り向くことができません。
こういうときはもう一度寝るしかないと諦めました。
目が覚めてすぐベットの所へ行って
カーテンを動かしてみましたが音など出ません。
猫も居ません・・・。
カセットテープはそのままでした。
もしかしたら母の魂はもう肉体から離れてしまったのだろうか・・・。
病室の母の瞼を開いてみると瞳に水膨れのようなものが出来てる
これでは奇跡がおきて目覚めても何も見えない・・・。
すこしづつ母の死を覚悟するようになりました。
そして父の誕生日に亡くなりました。
父は縦の物をわざと横にして、立てろと言う様なひとです。
母はそんな父に最後の復しゅうをしたのだと思いました^^、
でも兄は
「母さんは父さんに誕生日おめでとうと言ってから逝ったんだな」
と言いました。
(男って・・・ロマンチスト・・・)
母は手術後集中治療室に移した時にアクシデントがあり
植物人間となってしまった。
病院は完全看護なので夜は付けない事になっていましたが
無理を言って家族で交代で24時間付かせてもらいました。
父、姉、妊娠中の私の3人での24時間は
時期に疲れがでてきました。(兄は仕事があるので)
いつまで続くのかも分からない状態でもあったので
夜付くのは止めようと父が判断しました。
面会時間は7時まで。
母を一人病室に残して帰るのは忍びなかったのですが
7時になったので看護婦さんに
「帰りますので宜しくお願いします。」と挨拶をして
帰りました。(なんとなく心が痛みました)
家に着いて時計を見てドキッとしました。
7時なんです。
7時で時計が止まっていたのです・・・。
私「母さん、怒ってるのかな・・」
父「母さんは、良いよって言ってるんだ・・・」
(そう思いたいのでしょう)
時計は電池交換の出来る物ではなかったので
買い替えとなりました。
(寿命だったのでしょうか・・)
翌朝父は朝食の後早々に病院へ行きました。
私は一人残り後片付けをしてトイレに行き
茶の間に戻りドアをパタンと閉めたとき・・
テレビのチャンネルがNHKから民放に勝手に変わったのです。
時間は8時29分
ちょうどNHKの朝の連続ドラマが終わり民放にチャンネルを変える・・
母がいつもそうしていました。
テレビのリモコンはソファの上にありました。
母が来ている・・・。
そう思いました。不思議と恐怖感がなかったのです。
だけど母は生きて病院にいるのだから・・・
きっと母のお兄さんが来ているのだと思うことにして
「伯父さん、母さんを迎えに来ているのなら連れていかないで・・・」
そう言ってみました。
数日後の午後
茶の間の隣の部屋でお昼寝をしていると
茶の間を挟んで反対側の部屋から
カタカタ音がして目が覚めました。
両親のベットのある部屋です。
でもどういうわけか目を開ける事が出来ないのです。
身体も動かない。こんなにはっきりとカタカタ音が聞こえるのに・・・。
丁度母のベットの頭の所にカセットテープが幾つも箱に入っていて
それを出したり仕舞ったり、何かを探しているような感じです。
そのテープは母が習っている民謡のテープで
自分の唄も入っています。
風でカーテンがゆれて何かに当たってる音かも
猫でも入ってきたのかも
と母であるはずが無いからと
色々考えました・・。
なんとしても身体が動かず振り向くことができません。
こういうときはもう一度寝るしかないと諦めました。
目が覚めてすぐベットの所へ行って
カーテンを動かしてみましたが音など出ません。
猫も居ません・・・。
カセットテープはそのままでした。
もしかしたら母の魂はもう肉体から離れてしまったのだろうか・・・。
病室の母の瞼を開いてみると瞳に水膨れのようなものが出来てる
これでは奇跡がおきて目覚めても何も見えない・・・。
すこしづつ母の死を覚悟するようになりました。
そして父の誕生日に亡くなりました。
父は縦の物をわざと横にして、立てろと言う様なひとです。
母はそんな父に最後の復しゅうをしたのだと思いました^^、
でも兄は
「母さんは父さんに誕生日おめでとうと言ってから逝ったんだな」
と言いました。
(男って・・・ロマンチスト・・・)
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